電圧降下問題をクリアしたアイソレーターBattery Mate(バッテリー・メイト)

Mastervolt社製でもラインナップしているダイオードを採用したパッシブ型のバッテリー・アイソレーターは、充電器やオルタネーター側で順方向電圧降下分だけ電圧を調整する必要がありました(Mastervolt社の充電器やオルタネーターはこれに対応します)。

電圧降下分を補償できない充電器やオルタネーターを搭載している艇でアイソレーター通過時の電圧降下が懸念される場合に対応するのがMastervoltの「Battery Mate(バッテリーメイト)」です。



ショットキーバリアダイオード方式から一歩進んだバッテリー・アイソレーター

Mastervolt社のBattery Mateは、ショットキーバリアダイオード方式とは異なる「MOS-FET (Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)」という電子デバイスを採用しています。従来のバッテリー・アイソレーターのように充電器やオルタネーター側で電圧を調整する必要がなく、アイソレーター本体のみで効率的なバッテリー・アイソレーションを実現しています。

※Battery Mateラインナップ。画像左上より「Battery Mate 1602」、「Battery Mate 1603」、「Battery Mate 2503」


わずかな電圧降下で各バッテリー充電をハンドリング。MOS-FET方式採用のアイソレーター

 

Battery Mateで採用しているMOS-FETは、オルタネーターやバッテリチャージャーからの電力供給に対して順方向電圧降下をほぼ無視できるレベルでアイソレーション機能を行うデバイスです。

電圧降下がわずかということは、同時に発熱量も小さくなります。大型ヒートシンク効果も相俟って、内部部品の負担は格段に小さくなり、製品寿命も向上します。



 

Battery Mate 接続方法

Battery Mateの接続事例を紹介します。Model1603とModel2503は3個までのバッテリーを接続することができます(Model1602は2個まで)。

各バッテリーのプラス側ラインにはバッテリー性能に応じた定格のヒューズを装備し、グラウンド接続用には25平方mm径のケーブルを用います。

推奨される接続ケーブルは、75-100Aは25平方mm(AWG3)、100-140Aが35平方mm(AEG1-2)、100-200Aが50平方mm(AWG 0)になります。

Battery Mateにバッテリーを接続すると自動的にバッテリー電圧(12/24V)を検知します。バッテリーチャージャーまたはオルタネーターからの電力供給が始まるとBattery Mate本体のLEDが点灯します。
 


Mastervolt Battery Mate(バッテリー・メイト)価格
Kojima No. Mfg.No. 商品名 本体価格
710044 83116025 IG 1602 36,100円
1インプット2バッテリー
710045 83116035 IG 1603 40,300円
1インプット3バッテリー
710046 83125035 BI 1202-S 48,000円
1インプット3バッテリー

※商品名の見方は「IG XXX◎」でオルタネーターからの最大電流値XXXA、バッテリー◎バンク対応
Mastervolt Battery Mate(バッテリー・メイト)主な仕様
商品名 最大電流(充) 最大電流(オ) 入力電圧 サイズ(mm) 重量
IG 1602 120A 160A 8-30VDC 207X140X80 1,000g
IG 1603 120A 160A 8-30VDC 207X140X80 1,000g
IG 2503 250A 250A 8-30VDC 207X140X80 1,000g

※最大電流の表記で(充)はバッテリーチャージャー接続時、(オ)はオルタネーター接続時。サイズ表記はHxWxD(mm)